第14回遺伝子実験施設セミナー

 下記日程で、第14回遺伝子実験施設セミナーを開催します。

 ウイルスや細菌による感染とそれに続く炎症が、一部の癌の発生原因であることは、よく知られています。しかし近年、限られた癌腫だけでなく、想像以上に多くの種類の癌が様々な異なった病原体の感染によって引き起こされていることが明らかになりつつあり、病原体の同定や発癌メカニズムの解明を行うことによってかなりの癌の発生を未然に防ぐことが可能になると考えられます。本セミナーでは、感染によって誘導される癌の代表であるヒトT細胞白血病と胃癌の研究分野において世界的な第一人者であられる松岡教授、畠山教授をお迎えし、発癌メカニズムに関する最新の所見についてお話しいただき、その臨床への応用について聴衆の皆さんと討論したいと考えています。基礎及び臨床からの多くの皆さんのご参加をお待ちいたしております。

 多数の皆様のご来聴を歓迎致します。

=== 第14回遺伝子実験施設セミナー ===

テーマ:「感染→がん 〜infection-induced cancers〜」

日 時:2009年10月16日(金)15:00—17:00

場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター 

    遺伝子実験施設 6階 講義室(602)

    (熊本市本荘2-2-1) 

    [グーグルMap] [学内の地図](No.16の建物)

座 長:慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 教授

    熊本大学 生命資源研究・支援センター 客員教授  佐谷 秀行

講師及び講演タイトル:

「ヒトT細胞白血病ウイルス1型による発がん」

  京都大学ウイルス研究所附属エイズ研究施設 ウイルス制御研究領域 教授

                    松岡 雅雄

「ピロリ菌感染と胃がん」

  東京大学大学院医学系研究科 微生物学講座 教授  

                    畠山 昌則