研究支援サービスの概要
□プライマ−・リスト(PCR用)
T3 や T7 など、よく使われるプライマーを大量合成し、小分けしたものです。濃度100ピコモル/マイクロリットルで、100マイクロリットルずつ分注してあります(Total 10 nmol)。sequence反応に使用出来るかどうかのチェックは行っていません。
□プライマ−・リスト(sequence用)
T3 や T7 など、シーケンス反応によく使われるプライマーを大量合成し、小分けしたものです。濃度8ピコモル/マイクロリットルで、50マイクロリットルずつ分注してあります(Total 0.4 nmol)。
シーケンス反応用のプライマーは、量は少なくて済むのですが品質が要求されます。PCR用に販売しているプライマーの中には、シーケンスに使用出来ないものも含まれています。例えば1ベース短い(合成反応の途中で止まっている)物が混ざっていた場合、PCR産物にはほとんど影響はありませんが、シーケンス反応産物は1ベース短い物がずれて泳動されることになりますので、波形が重なって読めなくなります。
このsequence用プライマーは、希釈、分注後、実際にシーケンス反応を行い、塩基配列が正確に読めることを確認しています。
□リンカ−・リスト
Eco RI や Nco I など、よく使われるリンカ−を合成し小分けしたものです。5'末端のリン酸化はしていません。
□ディスポ製品
汎用の遠沈管、チップ、フィルターなど、袋単位あるいは一個単位で施設内で購入できます。詳しくは、5階廊下に設置のキャビネットをご覧下さい。
□遺伝情報解析ツール
遺伝子実験施設内あるいは学内で使用できる遺伝情報解析ツールの紹介です。
・遺伝情報処理ソフトウェア Genetyx
・遺伝子発現解析ツール GeneSpring GX
□熊RUP(熊本大学Ready to Use Plasmid) くまらっぷ
熊RUPは、遺伝子改変マウス等を作製する際に有用な各種DNAを収集し、使いやすい形に加工し供給するシステムです。[学内限定]
□可変型遺伝子トラップクローンデータベース(EGTC)
発生医学研究センター臓器形成分野が開発した可変型遺伝子トラップ法で得られたESクローンのデータベースです。生命資源研究・支援センターバイオ情報分野は、臓器形成分野との共同研究により、オープンリソースとして"EGTC"を作製、公開しています。希望のクローンは、ES細胞あるいは凍結胚として供給が可能です。
受託事業
□P-stock(プラスミドストック)
学内各研究室のプラスミド管理を代行します。年間登録制。[学内限定]
□シーケンス受託事業
DNAの塩基配列解析。シーケンス反応から電気泳動および解析結果の出力までを行います。[学内限定]