マイクロキャピラリー式フローサイトメーター
機種 | メーカー | 導入時期 | 設置実験室 |
Guava easyCyte 6HT/2L | Millipore | H23.3.2 | 502機器分析室 |
利用者負担金対象
平成26年8月1日より料金改定を行います。
1時間 500円 → 1時間 300円
1ヶ月使い放題定額利用 → 1ヶ月 3,000円 ※新規導入
※1ヶ月定額をご利用の際は、定額利用登録申請書にてお申し込みが必要となります。
http://gtc.egtc.jp/attachment/download/index.d/guava.pdf
定期メンテナンス対象 年間保守契約中
フローサイトメーターは、細胞浮遊液を高速で流し、レーザー光線を細胞に照射することで、個々の細胞が有する生物学的特性を解析することができる装置です。
仕様
励起光レーザー(2種類):488nm (ブルーレーザー)、640nm(レッドレーザー)
測定パラメーター数:6 (4色蛍光、FSC、SSC)
蛍光検出器:525/583/690/661
サンプルフォーマット:0.5/1.5mLチューブ、96ウェルプレート
測定時間:40-60分/96ウェルプレート
蛍光色素との対応例:
レーザー | 検出器 | 蛍光色素(例) |
488nm | GRN(525/30nm) | AlexaFluor® 488, EGFP, EYFP, CFSE |
488nm | YLW(583/26nm) | PE, PE-Texas Red, dsRED |
488nm | RED1(690/50nm) | PE-Cy5.5, PerCP-Cy5.5, PerCP, 7-AAD |
640nm | RED2(661/19nm) | APC, AlexaFluor® 647, Cy5 |
アプリケーション例(ミリポア社HPより抜粋):
• 細胞表面および細胞質内抗原のマルチカラー解析
• 細胞周期解析
• アポトーシス(初期、中期、後期)解析
• 細胞数測定、生存率測定(細胞数の直接測定)
• 細胞障害活性
• 細胞増殖モニタリング
• モノクローナル抗体スクリーニング
• ES細胞の分化解析
• ケモカイン受容体定量
• シグナル伝達経路間のクロストーク解析
設置備品(GTCで用意している消耗品)
・Guava Instrument Cleaning Fluid (ICF):洗浄剤
・Guava easyCheck kit:Guavaシステム性能検証キット。【502】機器分析室 4℃ショーケースに保管
・easyCheck用、cleaning用チューブセット:引き出し内
対応チューブ、プレート ※上記消耗品以外は、利用者自身でご用意ください。
・本装置に非対応のチューブ/プレートがあります。本装置で使用可能であることを確認の上、実験を進めてください。
・サンプル用チューブは、通常の1.5mlエッペンチューブの蓋をカットして使用できます。
・使用可能な底上げチューブの例:アシスト、カタログNo.72.730
非対応のチューブ/プレートを使用すると、フローセルの先端が折れる原因になります。
細胞の前処理について
・接着細胞の場合は、トリプシン等で処理した細胞を用い、測定前には必ずメッシュに通して細胞をバラバラにしてください。
・浮遊細胞は、基本的にメッシュに通す作業は要りませんが、組織から調製する場合は組織片が混入する可能性がありますので、メッシュに通してください。
細胞塊があるとフローセル詰まりと汚れの原因になります。
メンテナンスについて
・平日10時〜11時に、フローセル洗浄作業とeasyCheckによる性能検査をGTCスタッフが実施します。※前日および休前日に利用が無かった日は、実施しません。
・休日は、説明書に従い、利用者においてeasyCheckと洗浄作業を実施してください。
注意事項
・使用前に洗浄ボトルのICF量を確認し、足りなければ補充してください。
目安:洗浄ボトルに線を付けました。96well plate 1枚分を測定する場合、液面がこの線の位置以上であれば良いようです。
・使用後に廃液をPI廃棄タンク(同室、シンクの上)に廃棄してください。
・クリーニングしてもフローセルが詰まったと判断される場合は、事務室までご連絡ください。スタッフが洗浄作業を行います。
備考
解析ソフトウェアのコピーについて
Espression Pro → 解析ソフトウェアのコピーおよび使用が可能です。(Windowsのみ)
InCyte → 解析ソフトウェアのコピーおよび使用はできません。
[更新2015.9.25]