今月のお知らせ
   (平成20年11月)
2008年11月 5日 更新

内容:
(1)第101回遺伝子技術講習会について
(2)第102回遺伝子技術講習会について
(3)『アクティブボード』について


<これまでのお知らせ>

(1)第101回遺伝子技術講習会について

 下記日程で、第101回遺伝子技術講習会を開催します。
 今回は、タカラバイオ株式会社の北川正成氏にセミナーをお願いしました。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第101回遺伝子技術講習会 ===
日 時:2008年11月11日(火)14:00〜15;30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師:タカラバイオ株式会社
    ドラゴンジェノミクスセンター 副センター長 北川 正成氏
テーマ:3機種を使った受託サービスで最先端技術を!
    『次世代シーケンサーを身近に』
     ーオミックス研究へ利用が進む次世代高速シーケンス技術ー
要 旨:
 次世代シーケンサーは、従来のシーケンサーの数百倍から数千倍のスループットを実現する一方で、ランニングコストの大幅な削減にも成功している最先端技術です。一度に約100 Mb〜6 Gbのシーケンス解析が可能であるため、微生物ゲノムのドラフト解析、変異解析をはじめ、転写産物解析やメタゲノム解析など様々な研究分野への応用が可能です。
 本セミナーでは、実際の機器使用者として蓄積した様々なアプリケーション、研究目的に応じた最適機器のご紹介などについてご説明させていただきます。
<内容>
(1) 次世代シーケンサーの状況
(2) 製品化済み3機種の特徴
   ・Genome Sequencer FLXシステム(GS FLX)
   ・Applied Biosystems SOLiDシステム 2.0(SOLID)
   ・Illumina Genome Analyzerシステム(GAII)
(3) 各機種を用いた応用例
(4) ご質問

(2)第102回遺伝子技術講習会について

 下記日程で、第102回遺伝子技術講習会を開催します。
 今回は、アプライドバイオシステムズジャパンの橋詰航氏にセミナーをお願いしました。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第102回遺伝子技術講習会 ===
日 時:2008年11月18日(火)14:00〜16;00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師:アプライドバイオシステムズジャパン
    アプリケーションサポート部 橋詰 航氏
テーマ:「次世代シーケンサーSOLiDTM システムで広がる可能性」
要 旨:
 SOLiDTMシステムは大量のDNA配列解読を可能とするアプライドバイオシステムズの次世代シーケンサーです。1回のランで1億数千万のタグ配列、塩基数にして最大60億bp (6G)の参照配列へマッピング可能な配列情報を取得することが可能です。さらに、2ベースエンコーディングケミストリは、真のSNPとランダムなエラーもしくはシステム上のエラーを識別することを可能とし、99.9%の精度を実現しました。このようなハイスループットかつ高精度な次世代シーケンサーSOLiDTMシステムの登場により、これまで実現が難しかった様々な解析が可能となってきております。
 今回のセミナーではSOLiDTMシステムのシーケンス原理、SOLiDTMシステムの特徴を生かしたアプリケーション例としてメイトペアライブラリを利用したリシーケンス、発現解析、ChIP-seqなどの実例のご紹介、さらに最新のキット情報を含め、今後の展望・ワークフローなど広くご提案させていただく予定です。新たなステージに入ったゲノム解析ですが、アプライドバイオシステムズの製品群とSOLiDTMシステムの組み合わせが皆様のご研究にきっと貢献できると確信しております。

             ☆プログラム☆

☆ SOLiD™ システムの概要とワークフロー
     SOLiD™ システムの概要
     ライブラリ調整と特徴 ―フラグメントライブラリとメイトペアライブラリ―
     シーケンシングケミストリー
     2塩基同時解読法による高精度なシーケンシング

☆ SOLiD™ システムを使用したアプリケーションおよびデータ実例
     全ゲノムリシーケンス・SNPの網羅的同定・網羅的発現定量
     Small RNA検出キット・ChIP-seq・メチレーション解析

☆ たゆみなき進化 ―SOLiD™ システムの今後の展望―

(3)『アクティブボード』について

 平成20年11月の『アクティブボード』は、金子 武人氏(生命資源研究・支援センター 資源開発分野)、松永 雄亮氏(大学院医学教育部 免疫識別学分野)、及び志柿 花矢氏(大学院自然科学研究科 理学専攻 谷研究室)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。