今月のお知らせ
   (平成20年10月)
2008年10月 6日 更新

内容:
(1)第99回遺伝子技術講習会について
(2)第100回遺伝子技術講習会について
(3)遺伝子組換え生物講習会について
(4)『アクティブボード』について


<これまでのお知らせ>

(1)第99回遺伝子技術講習会について

 下記日程で、第99回遺伝子技術講習会を開催します。
 今回は、サーモフィッシャーサイエンティフック株式会社の小山良代氏にセミナーをお願いしました。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第99回遺伝子技術講習会 ===
日 時:2008年10月 7日(火)15:00〜16;30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
    フィールド・アプリケーション・サイエンティスト 小山良代氏
テーマ:「Accelerating Cell-biology Research Using High Content Analysis with Cellomics ArrayScan VTi (Cellular Imaging Analizer)」
要 旨:
 近年、ドラッグディスカバリープロセスや細胞生物学研究において、より詳細な細胞情報が必要とされてきていることに伴いHigh ContentAnalysis (HCA)への関心が高まっています。この分野のマーケットリーダーであるサーモフィッシャーサイエンティフィックは、マーケットに広く採用されている用語High ContentAnalysisを提唱し、これまで数多くの細胞生物学研究支援ツールを提供してきました。
 今回のプレゼンではサーモフィッシャーサイエンティフィックが提案する、優れた細胞イメージアナライザーであるCellomics ArrayScanをご紹介するとともに、実際の細胞での自動画像取得システム、画像解析アルゴリズム技術を用いた解析例(シグナル伝達、幹細胞、細胞毒性、細胞内カルシウム等)をご紹介いたします。また取得される数多くのデータを管理するインフォマティクスツールなど、イメージ解析をもちいた細胞生物研究における、フレキシブルで幅広いアプリケーションに対応した最新ツールの数々をご紹介します。
 今回のプレゼンをお聞きいただき、ご興味をおもちになっていただいた先生方にはデモンストレーション等にもご相談させていただきます。

(2)第100回遺伝子技術講習会について

 下記日程で、第100回遺伝子技術講習会を開催します。
 今回は、日本モレキュラーデバイス株式会社の古山 幸弘氏にセミナーをお願いしました。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第100回遺伝子技術講習会 ===
日 時:2008年10月21日(火)14:00〜15;30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師:日本モレキュラーデバイス株式会社
    アプリケーションサイエンティスト 古山 幸弘氏
テーマ:「細胞イメージスクリーニングシステムセミナー」
要 旨:
 蛍光顕微鏡をベースに画像解析ソフトウェアを組み合わせた細胞イメージスクリーニングシステムが、有用な創薬ツールとして製薬企業に導入されてきました。近年では製薬企業だけでなく、大学、研究機関も導入しつつあります。
 細胞イメージスクリーニングシステムは、96ウェルや384ウェルなど細胞培養プレート上の蛍光色素で染色された細胞画像を自動的に取得し、画像解析ソフトウェアで蛍光輝度値や面積など様々な測定項目を数値化します。多サンプル測定ツールとして利用されているプレートリーダーでは測定できない細胞内局在、顆粒形成、形態変化などを数値化することができます。
 また、細胞イメージスクリーニングでは、ひとつの画像から多種類の測定データを得ることができます.多項目データを組み合わせたプロファイルを比較するデータマイニングを活用することで、新しい特性の発見も期待されています。

 このセミナーでは、弊社の細胞イメージスクリーニングシステムImageXpress、画像解析、データマイニングソフトウェアの特徴と活用例をご紹介します。
 また、本システムの測定機およびソフトウェアをデモンストレーションいたします。顕微鏡画像の取得、顆粒検出やポピュレーション計算などの画像解析、多項目データからのプロファイル解析の実際をご覧ください。

(3)遺伝子組換え生物講習会について

 下記日程で、遺伝子組換え生物に関する講習会が開催されますのでお知らせします。
 遺伝子組換え生物を取り扱っている方で、過去3年以内に同様な講習会を受講されていない方は必ず受講して下さい。(平成18年度、19年度または20年度の講習会を受講された方は、受講する必要はありません。)また実験従事者だけでなく、実験責任者も対象になります。
 ちなみに「遺伝子組換え生物等規制法」は、遺伝子組換え大腸菌を培養したり、遺伝子改変マウスを飼育するだけでも適用されます。
 受講を希望される方は、平成20年10月15日(水)(期限厳守)までに生命科学系事務部研究センター担当までご連絡下さい。

===== 平成20年度 第3回 遺伝子組換え生物等
        第二種使用等に関する教育訓練講習会 =====
主   催:熊本大学遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会
日   時:平成20年10月20日(月)17:00〜18:30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室(602)
講 師:
  熊本大学遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会 委員
  生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 准教授 荒木 正健
受講対象者:
 (1)熊本大学において遺伝子組換え生物等第二種使用等に従事している者
 (2)近い将来遺伝子組換え生物等第二種使用等に従事予定の者
  *ただし、平成18年度、19年度または20年度の本講習会を受講した者を除く。
講習用資料(当日配布):
 (1)『遺伝子組換え生物関係資料集』(平成20年4月発行)
 (2)その他資料
講義内容等:
 (1)遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関
    する法律(カルタヘナ法)に関する説明
 (2)熊本大学において遺伝子組換え生物等第二種使用等を行う際に必要
    な手続き及び第二種使用等計画書の記入例の紹介
 (3)ウイルスベクターを含めた遺伝子組換え生物等の安全取扱い

(3)『アクティブボード』について

 平成20年10月の『アクティブボード』は、宮田 将徳氏(大学院薬学教育部 遺伝子機能応用学分野)、佐藤 卓史氏(大学院薬学教育部 遺伝子機能応用学分野)、及び古賀 友紹氏(大学院薬学教育部 遺伝子機能応用学分野)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。