平成23年度

中学校及び高等学校における

遺伝子教育研修会

 ご参加ありがとうございました。 → 研修の様子はこちら

 近年、生命科学分野はめざましい発展を遂げています。特に、DNAや遺伝子に関する研究は急速に進展し、その話題は世間を賑わしています。このような背景の中で、遺伝子組換えや遺伝子診断等の技術は、既に一般社会において実用化されているにも関わらず、その知識が正しく伝えられずに、誤解を生じたり批判を招いたりすることがあります。
 そこで熊本大学では、中学・高等学校の理科教員を対象に、教育現場で、遺伝子やその技術についての正しい知識を伝える「遺伝子教育」の実施を目的とした研修会を開催することにしました。
 本研修会は、遺伝子の基礎知識から先端研究までの講義および遺伝子組換え実験の体験を通して、教育現場での遺伝子教育のあり方を議論する場と致します。

遺伝子実験施設では、本研修会への参加者を募集しています。
詳しくは、下記募集要項をご覧下さい。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

募集を締め切りました。

たくさんのご応募ありがとうございました。7月25日

募集要項

参加対象;中学校及び高等学校現職理科教員及びその関係者
     ※原則、3日間とも参加できる方を優先させて頂きます。

募集人員;
20名

実施期日;
平成23年8月10日(水)〜8月12日(金)

実施場所;
熊本大学生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
     6階 講義室(602)及びセミナー室(601)【地図】※本荘・九品寺地区B-⑤

受講料;
無 料

主 催;熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設

後 援;熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本県高等学校教育研究会生物部会

講義内容;・遺伝子および遺伝子組換え技術に関する基礎知識
     ・遺伝子組換え実験の安全管理体制
     ・生命倫理を含めた生命科学研究の最先端の話題
     ・ プラスミドによる大腸菌の形質転換(実習)
     ・ 遺伝子改変マウスの観察(実習)
     ・ PCRによる遺伝子の増幅(実習)
     ・ 高校における遺伝子教育実施例の紹介
     * 本研修会受講修了者には、「受講修了証」を授与いたします。
     * 本研修会は遺伝子組換え実験のトレーニングコースであり、受講修了者は、
      「教育目的組換えDNA実験」 の実験指導者となることが可能です。
     * 受講修了者は、遺伝子実験施設が開発した組換えDNA実験キットの
       提供等の支援を受ける事ができます。



研修日程;

1日目(8月10日 水曜日)
  9:45〜10:00受付 
10:00〜10:30オリエンテーション 
10:30〜11:00 参加者の自己紹介 
11:10〜12:00
講義 「DNAと仲良くなろう!」吉信 公美子
13:00〜13:50講義 「生活習慣病研究の最前線」尾池 雄一
14:00〜14:50
講義 「なぜ遺伝子組換え技術が必要なのか」 荒木 正健
15:00〜15:30
講義と実習 「DNAを見てみよう!」*実習担当者
15:40〜17:00講義と実習 「遺伝子組換えで光る大腸菌を作ろう!」*実習担当者

2日目(8月11日 木曜日)
 9:30〜10:30講義と実習 「光る大腸菌を観察しよう!」 *実習担当者
10:40〜12:10講義と実習 「光るマウスを観察しよう!」荒木 喜美
13:10〜14:00講義 「医学領域で貢献する動物達」浦野 徹
14:10〜15:00講義 「これって遺伝?〜正常形質の遺伝に関するはなし〜」要 匡
15:10〜17:00講義と実習 「遺伝子を増やしてみよう!」*実習担当者
17:00〜17:30施設見学(希望者)荒木 正健

3日目(8月12日 金曜日)
  9:30〜11:30講義と実習 「遺伝子の電気泳動と観察」*実習担当者
11:40〜12:00実習レポート作成 *実習担当者
13:00〜14:50グループディスカッション
 「中学校及び高等学校における遺伝子教育」
崎村 奈央
15:00〜16:20 総合討論 荒木 正健
16:30〜17:00修了式(修了証書授与、事後アンケート記入・提出) 

講師等;

浦野   徹   熊本大学 生命資源研究・支援センター長
           [熊本大学 生命資源研究・支援センター 病態遺伝分野 教授]
           [熊本大学 遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会 委員]
           [熊本大学 動物実験委員会 委員長]
荒木 正健   熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 准教授
           [熊本大学 遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会 委員長]
吉信 公美子   熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 助教
慶田 貴子    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 実験補助員
來海 葉子    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 実験補助員
柳井 千佳    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
           [熊本大学 薬学部薬学科4年生]
山添 史雅    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
           [熊本大学 薬学部薬学科4年生]
荒木 喜美   熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野 准教授  
中原 舞    熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野
           [熊本大学 大学院薬学教育部博士前期課程2年生]
尾池 雄一   熊本大学 大学院生命科学研究部 分子遺伝学分野 教授    
要  匡    琉球大学 医学部 医科遺伝学分野 准教授
崎村 奈央   久留米大学附設高等学校 非常勤講師
         代々木ゼミナール 講師


申込方法受講申込書に必要事項を記入し、次の受付け窓口に申込んで下さい。締切後、受講者を決定し、受講決定通知書を交付します。
郵送の場合;熊本大学生命資源研究・支援センター遺伝子実験施設 宛
         〒860-0811 熊本市本荘2丁目2番1号
faxの場合; 受講申込書を 096-373-6502 にfaxして下さい。
メールの場合;www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp
          受講申込書を添付して頂くか、該当項目をご記入ください。



締切

平成23年7月22日(金)

(※応募状況によっては、締切日が前後する場合もございます。)

※昼食は各自で準備して頂きます。持込み可能です。近くにはコンビニ、医学部内の学生食堂、病院内の食堂等利用できます。
※その他ご不明な点がありましたら、下記へお問い合わせ下さい。

熊本大学生命資源研究・支援センター遺伝子実験施設
〒860-0811 熊本市本荘2丁目2番1号
TEL;096-373-6501
FAX;096-373-6502
E-mail;www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp


☆これまでの研修会の様子は、こちらのサイトでご覧いただけます☆


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