熊本県立教育センター 高校教諭10年経験者研修

日時:2015年6月26日(金) 9:30~16:00予定

場所:熊本大学生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設

内容:
PCRによる遺伝子型判定
 トランスジェニックマウス(遺伝子改変マウス)は、遺伝子の機能解析に欠かせない実験動物です。私たちの研究室は、大腸菌由来のLacZ遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを数多く作製しています。本研修では、数匹のマウス組織細胞からDNAを抽出し、PCRでLacZ遺伝子を検出します。さて、どのマウスが大腸菌由来のLacZ遺伝子を持っているか、正しく判定できるでしょうか!?

 -「実験操作を通して考える」を基本にした研修です-


受講者:5名

当日のスケジュール:
午前 9:30-12:45
 ガイダンス
 マイクロピペット練習
 アルカリ法によるDNA抽出
 PCR反応液調製   
 PCR反応開始

昼食 12:45-13:45

午後 13:45-16:30 
 学内研究施設見学
 PCR反応後、電気泳動
 結果判定
 マウス組織(X-gal染色像)観察


研修の様子:

 PCRの経験がある人もない人も、一所懸命に取り組み、実験結果に一喜一憂でした。

 
      PCRの基本を復習           今回はマウスの耳がサンプル

 
         Try !                    集中

 
反応はサーマルサイクラーに任せて     必ず静かになるウェルへのアプライ

 
  きれいにアプライ&泳動できました         UV照射でバンド検出



熊本大学生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
担当講師:吉信 公美子    実験補佐:来海 葉子、慶田 貴子