下記日程で、第97回遺伝子技術講習会を開催します。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第97回遺伝子技術講習会 ===

主 催;熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
テーマ;『細胞イメージング解析の最前線』
日 時;平成20年7月16日(水) 14:00〜15:30
場 所;熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師;GEヘルスケアバイオサイエンス株式会社 
    アプリケーションスペシャリスト   大谷 将 氏
要 旨;
(1) 蛍光を使った細胞イメージ解析のアプリケーション (50 min)
 一定数量の細胞を画像としてとらえ、個々の細胞画像を客観的に定量し、有意差を示すことは細胞イメージングにおける新しい試みです。 IN Cell Analyzer1000やBioStationIDは、細胞の蛍光画像をもとに客観的に細胞を数値化することを目的として開発された、ユニークなハードウェアと画像解析ソフトウェアを持ったシステムです。ここではアプリケーションと、その数値解析を行った実例についてご紹介いたします。また昨今、定量性や標的特異性からバイオテクノロジー分野で様々な蛍光プローブが生まれています。最近の蛍光テクノロジーについてもご紹介いたします。

   <ご紹介するアプリケーション>
   細胞分化・タンパク質の局在解析・アポトーシス・受容体活性・
   細胞内シグナルトランスダクション・細胞周期・代謝機能など

(2) 細胞イメージ定量化ソフトウェア Investigatorの解析デモンストレーション (30 min)
 画像から多数の細胞の数値化情報を得ること、またその多数パラメーターを可視化することは上記のアプリケーションに有用です。また最近ではそこからサブポピュレーション解析によって希少イベントの自動的な抽出や、ヘテロな細胞群の理論的な解析も可能になりました。ここではIN Cell Analyzerに搭載している解析ソフトウェア Investigatorを実演によりご紹介します。