下記日程で、第85回遺伝子技術講習会を開催します。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

=== 第85回遺伝子技術講習会 ===

主 催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
共 催:拠点形成研究B「新世代生命科学におけるプロテオミクス
    研究・教育システムの構築」
テーマ:『Invitrogen Basic Technological course』
日 時:2007年 6月12日(火)13:00〜17:00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
    6階 講義室(602)
講 師:インビトロジェン株式会社
    フリオ ガルシア氏、浜野 真城氏、上野 雄介氏、小林 英夫氏
内 容:
(1) 13:00-13:50 効率の良いクローニングから蛋白質発現について
                      (フリオ ガルシア)
 様々なゲノム配列が決定されている現在において、クローニングはより
短時間に行い、蛋白質の機能解析に重点が置かれるようになってきました。
本セミナーでは、インビトロジェン社の効率よいクローニング技術
(TOPO, Gateway)についての紹介と様々なホスト(大腸菌、昆虫、酵母、
哺乳類)による蛋白質発現系についての紹介を行います。

(2) 14:00-14:50 様々なプロテオミクスアプローチと最近の技術
                        (浜野 真城)
 プロテオミクスは、電気泳動法による分離や質量分析による同定を組合
わせた発現解析を基幹としています。単一タンパク質の発現だけでなく、
動態の追跡、機能するメカニズムやタンパク質同士の関わりなど実際に解
析すべきものは山積しています。セミナーでは、タンパク質分析にかかわ
る最近の技術、試薬およびその応用例についてお話いたします。

(3) 15:00-15:50 RNAiの原理から実験手法まで (上野 雄介)
 遺伝子の機能解析にRNAiを用いた遺伝子発現抑制研究が必須になりつつ
あります。セミナーでは、RNAiを用いて目的遺伝子の発現抑制を行われる
方にRNAiの原理から実験手法までをお話いたします。またインビトロジェ
ン社のRNAi技術についてもご紹介いたします。

(4) 16:00-16:50 細胞の蛍光免疫染色     (小林 英夫)
 細胞内での目的のタンパク質の発現や局在を調べるために、抗体やGFP
蛍光タンパク質を用いた染色が行われます。 ここでは、基本的な実験の
概要と、その時に有用なMolecular Probes製品(各種オルガネラ染色試薬、
二次抗体など)を紹介いたします。