===== 第75回遺伝子技術講習会 =====
主 催:熊本大学生命資源研究・支援センター
共 催:拠点形成研究B「新世代生命科学におけるプロテオミクス
研究・教育システムの構築」
テーマ:『光を用いたin vivo imagingの紹介』
日 時:2006年 7月11日(火) 15:00〜16:30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設 6階 講義室(602)
講 師:住商ファーマインターナショナル(株)バイオサイエンス事業部 渡邊 重明 氏
内 容:
生物反応を遺伝子やタンパク質のレベルで解析することは日常的に行われて いますが、遺伝子やタンパク質に“光”のマーカーを付けることによって、動 物体内で 遺伝子の発現やタンパク質の挙動を非侵襲的に観察することできるようになりまし た。これは光を用いたin vivoイメージング(Optical in vivo imaging)と呼ばれるものです。この方法には大きく分けて酵素(ルシフェラ ーゼ)による発光を利用す るものと蛍光(GFP等の蛍光タンパク質やFITCや Cy5.5などの蛍光トレーサー)を用 いるものとの2通りに分けられます。 Xenogen社IVIS_ Imaging Systemは、発光と蛍光を観察することが可能な装置 です。本装置を用いることにより、細菌や癌細胞の 増減を光の強さとして定量することが可能であり、また病態モデルなどにおける疾 病遺伝子の発現を定量 化することも可能です。さらにDDSなどを目的とする蛍光イメージングも高感 度で検出が可能であり、遺伝子治療や再生医療分野への応用も期待 されていま す。今回は光を用いたin vivo imagingの原理や方法、装置とアプリケー ショ ンの他に、光ファイバーを用いたin situ共焦点imaging装置やOPT(Optical Projection Tomography)技術を使ったOPTスキャナも合わせて紹介します。
<参照ホームページ>
http://www.summitpharma.co.jp/japanese/index_j_souyauk.html
http://www.scbio.co.jp/products/ (製品紹介ページ)