第171回遺伝子技術講習会
免疫細胞の遺伝子解析を活用した臨床・研究の広がり
~ Repertoire解析による免疫細胞の多様性と特異性を知ることの意味とは ~
日 時: 2017年 9月29日(金)13:30~14:30
場 所: 熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設 6階 講義室【602】
講 師: Repertoire Genesis株式会社 代表 鈴木 隆二 氏
要 旨:
いくつかの悪性腫瘍に対して、ヒトの免疫の力を利用した効果の期待される薬剤(チェックポイント阻害薬等)が本邦でも承認され、多くの先生方から改めて免疫の力に期待される声が高まっております。弊社レパトア解析は免疫の中心的役割を果たすT細胞・B細胞の遺伝子解析をすることにより、免疫細胞の多様性と特異性を把握することができ、腫瘍領域に留まらずに自己免疫疾患や移植、ウイルス感染など幅広い領域で治療前後の免疫細胞の変化や抗腫瘍免疫細胞の選別、治療効果の予測が可能となります。
また、シングルセルTCRペア遺伝子同定法についても、ご紹介予定です。
本セミナーでは、弊社の持つレパトア解析を始めとする受託サービスに関する概念とその実施事例に触れながら、その有用性に触れさせて頂き、多くの先生方にとって、今後の研究や臨床にご活用頂く事を検討頂く機会としてご活用頂ければ幸いでございます。
キーワード:T細胞、B細胞、リンパ球、PBMC
アプリケーション例:悪性リンパ腫・白血病、免疫チェクポイント阻害薬、骨髄移植、がんワクチン・免疫細胞療法、感染症、TCR遺伝子治療法の開発支援、新規CAR-T開発支援、抗体医薬の創薬支援