214 CARDセミナー

169回 遺伝子技術講習会

第6回 KBRPセミナー

 

『平成29年度からの遺伝子改変マウス作製受託業務について』

〜新料金体制の紹介と、ゲノム編集(CRISPR/Cas9)を用いた遺伝子改変マウス作出とその注意点〜


主催:熊本大学 生命資源研究・支援センター
共催:熊本大学 拠点形成研究A
   『ゲノム編集を用いた次世代モデル生物の作製』
日時:
2017 328日(火)  15:30
演者:熊本大学 生命資源研究・支援センター
            疾患モデル分野 教授 荒木 喜美
場所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
     遺伝子実験施設 6階 【602】講義室
要旨

 生命資源研究・支援センターでは、遺伝子改変マウス受託作製として、受精卵へのマイクロインジェクションとES細胞を用いたキメラマウス作製を行なっており、多くの方々にご利用いただいています。今までは、マウス胚400個程度を用い、それにかかる費用をご負担いただいておりました。しかし、近年のES細胞培養技術の進展、ゲノム編集技術の開発により、使用するマウス胚の数が減っていることから、200個を使用することとした新しい料金体系を設定、来年度からより利用しやすい費用で受託作製支援を行うこととなりました。

 このセミナーでは、新しい料金体系の紹介と、遺伝子改変マウス受託作製で行う支援業務についてご案内します。特に、CRISPR/Cas9による遺伝子ノックアウトをどのような手順で行うのか、依頼者は何を準備すれば良いのか等、具体的に説明いたします。また、ゲノム編集を用いた2本鎖切断による非相同組換え末端結合 (NHEJ)や相同組換えでマウスを作出する場合の様々な注意点についても説明したいと思います。

 遺伝子改変マウス作製を計画しておられる方の多数のご参加をお待ちしております。