第164回遺伝子技術講習会

第266回 発生研セミナー & 第164回 遺伝子技術講習会 のお知らせです。
(本セミナーは、熊本大学 発生医学研究所 と 生命資源研究支援センター の共催です。)

ゼロから始めるNGSエピゲノムデータ解析


日時:2016年 2月26日(金) 14:00〜16:00
               (講義 14:00 〜 15:00)
               (実践 15:00 〜 16:00)

場所:発生医学研究所 1階 カンファレンスルーム

演者:東京大学先端科学技術研究センター 仲木  竜 先生


連絡先:生命資源研究支援センター 表現型解析分野        南 敬 (内線6500)
               発生医学研究所 細胞医学分野            斉藤 典 (内線6802)
               発生医学研究所 502号室                                         関 丘 (内線5786)

*実践(15:00〜16:00))に参加する方は、無線LANに接続可能なノートパソコンをご持参ください。

DNA メチル化、ヒストン修飾、オープンクロマチン、転写因子結合と様々なエピゲノムデータが利用できるようになった昨今、それら複数データの比較による
新たなエピゲノム制御の予測、または独自に取得したデータと組み合わせた機能解析を行う上で、多種多様なエピゲノムデータの統合的な情報解析が必要と
なってきました。一方で、それら多数の異なるデータを組み合わせ解析するには、次世代シーケンサーの構造から始まり、個別の実験手技、計算科学的な処
理までの包括した知識が必要です。
本セミナーでは、主にコンピューターの予備知識のない研究者の方々を対象に、ゼロから次世代シーケンサー(NGS)エピゲノムデータ解析を始めるために
必要な基礎知識について解説します。まず、エピゲノム研究を行う上で、どのようなことを念頭に研究・技術開発デザインを組み立てる必要があるか、実際
にどのくらいの費用がかかり、どのような問題が発生し得るかをご説明します。
情報解析においては、どのようにしてNGS より得られたシーケンスリードがマッピングされ、ピークコールに続き、その後の高次解析が行われているか、実
際の現場の状況に基づきお話しします。以上についてご紹介したのち、公共のデータを用いたエピゲノムデータの情報解析を体験していただきます。具体的
には、ChIP-seq データを用いたピークコール解析、転写因子の認識する結合モチーフの予測を体験していただく予定です。