ライブセルイメージングの多様性とデータ解析手法の紹介
〜ライブセルイメージングとイメージサイトメトリーを融合しより客観的な評価を可能にします〜
日時:2015年6月12日(金) 14:00〜15:00
場所:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設 6階講義室
演者:横河電機株式会社
ライフサイエンスセンター 松原 孝亘 氏
内容:
蛍光顕微鏡下で細胞観察・画像取得・画像解析を自動化した手法であるイメージサイトメトリーは、細胞個々の評価を行う上で必須のツールになりました。一方で、生きたままの状態で観察するライブセルイメージングは、以前の熟練した技術を要した装置から、ようやくだれでも簡単にデータを取得できる装置になってきました。
この二つを組み合わせたものが今回お話しさせていただく、ライブセルイメージサイトメトリーです。これは培養環境下で連続的に観察を行い、これまでどおりの画像解析の手法を用いて数値化を行います。このため、細胞個々の経時的な変化を解析がすることができ、これまで見逃していた動きなどの特徴的な反応を評価することが可能になります。
今回はCV1000を使用した長時間ライブセル観察、CV7000のディスペンサーを使用した細胞内カルシウム、新製品のCQ1を用いた3次元立体構築を行ったスフェロイド解析などのデータをお示しする予定です。
皆様の貴重なお時間をいただきますが、ぜひ皆様の研究のヒントにしていただければと思います。