第144回遺伝子技術講習会
『QIAGENテクニカルセミナー 』
〜qPCRアレイとmiRNA発現解析〜日 時:2012年 10月 4日(木)15:00~17:00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設 6階【602】 講義室
講 師:株式会社キアゲン Consumable Application Specialist Team
内 容:
Part 1 「研究成果までの時間と労力を短縮する、qPCR Array」(15:00〜16:00)
近年のゲノム科学の発展による生物学的情報の蓄積により、バイオメディカル研究者は実験計画時に既報の情報を整理・把握する必要がある。また最近の分子生物学実験の結果には計算科学の要求が増大しており、これらは研究者のリソースを圧迫している。
RT2 Profiler PCR Arrays は、特定のシグナル伝達経路や疾病などの研究分野ごとにリストアップした遺伝子パネルをリアルタイムRT-PCR にて解析する、Primer Assay がスポット済みのqPCR Plate である。
研究者は研究対象のパネルqPCR Array を選択する事で、迅速に実験を開始する事が出来る。また、ピペッティング操作やデータ解析などの労力が最小となっており、これらは実験精度を高め研究成果までの時間を短縮する。
本セミナーでは、RT2 Profiler PCR Array の概要とアプリケーション例を紹介致します。
Part 2 「体液からの miRNA 発現解析の困難とQIAGEN からのソリューション」(16:00〜17:00)
近年のmicro RNA(miRNA)研究はますます関心が高まっており、癌や分化における生物学的プロセスの研究からバイオマーカーとしての利用など、新しい報告が盛んに発表されています。特に体液中の分泌型miRNAは、非侵襲的バイオマーカーとしての可能性に注目を集めています。
本セミナーでは、体液からのmiRNA 精製 / リアルタイムRT-PCR 発現解析を行なうにあたって、その課題とQIAGEN が提供する以下の情報やツールを紹介致します。
・必要なサンプル量
・検体の保存方法
・分泌型miRNA 発現解析における細胞性miRNA のコンタミ
・分泌型 miRNA のqPCR 発現解析における補正方法
※遺伝子技術講習会および使用説明会は、遺伝子実験施設未登録の方も参加可能です。
是非、周囲の方にお知らせください。