ゲノム機能分野
*H29年10月1日付でバイオ情報分野から名称を変更しました*これまでにヒトをはじめ、チンパンジー、マウス、ニワトリ、線虫など、さまざまな生物のゲノム配列が解読されてきました。「生命の全体像」を捉えるためには、ゲノム配列情報に加えて、遺伝子の発現解析や機能解析、遺伝子やタンパク質のネットワーク解析などの生物情報を蓄積することが重要です。遺伝子改変マウスは、個体レベルで遺伝子機能を解析するための強力なツールとなります。私たちは、可変型遺伝子トラップクローンデータベース「EGTC」を構築し、全世界に公開しています。EGTCクローンの中には、タンパク質をコードしている遺伝子だけでなく、近年注目されているnon-coding RNA遺伝子も数多くトラップされています。さらに、遺伝子が見つかっていない領域の配列もトラップされています。私たちはプロモータートラップという手法を用いていますので、トラップされた配列は少なくともマウスES細胞において何らかの働きをしていることが示唆されます。ゲノム機能分野では、EGTCクローン等のバイオリソースを全世界の研究者に提供し、共同研究を積極的に進めながら、EGTCで得られた情報を参考にして、ゲノムの新たな機能解析を行います。
メンバー
荒木 正健 Masatake Araki--------------准教授 >>MASA Home Page吉信 公美子 Kumiko Yoshinobu----------助教
仙波 圭 Kei Senba---------------------客員助教
吉住 友希 Yuki Yoshizumi---------------薬学部薬学科6年
武田 伊世 Iyo Takeda---------------------大学院創薬・生命薬科学専攻博士後期課程2年
林田 隆成 Ryusei Hayashida----------- 薬学部薬学科5年
高田 幸基 Kouki Takada----------------- 薬学部薬学科4年
山口 友輔 Yusuke Yamaguchi--------- 薬学部薬学科4年
堤 成美 Narumi Tsutsumi------------- 薬学部創薬・生命薬科学科3年
中島 東吾 Togo Nakashima------------- 薬学部薬学科3年
橋本 紘一 Koichi Hashimoto-------------薬学部薬学科3年
北元 優梨 Yuri Kitamoto------------------薬学部創薬・生命薬科学科4年
齋藤 桂花 Keika Saito--------------------薬学部創薬・生命薬科学科4年
慶田 貴子 Takako Keita-------------------技術補佐員
今村 千賀子 Chikako Imamura-------------実験補助員
上村 清美 Kiyomi Uemura----------------実験補助員
古閑 成美 Narumi Koga-------------------技術補佐員
地下 裕美 Hiromi Jige----------------------事務補佐員
来海 葉子 Yoko Kimachi------------------
研究テーマ
1 可変型遺伝子トラップ法を用いたゲノム上の未知配列の機能解析2 可変型遺伝子トラップクローンデータベース(EGTC)の開発と改良
3 目的の部位で発現させることができるプロモータートラップマウスのライブラリー構築
4 遺伝子ヒト化マウスの開発及び表現型解析
活動内容
○研究支援・学内共同利用施設 遺伝子実験施設の運営・管理
詳しい活動内容はこちら >>遺伝子実験施設HP
・ 遺伝子実験に関する技術支援および情報提供
○教育
・ 熊本大学遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会活動のサポート
・ 一般教育・教養科目「最前線の生命科学a,b」
・ 大学院医学教育部「発生再生医学理論」
・ 大学院医学教育部「実験動物学」、「医学実験講座」
・ 薬学部 卒業研究指導
・ 薬学部創薬・生命薬科学科「バイオ情報学」「バイオ情報学演習」担当
・ 薬学部「分子生物学」「細胞生物学」
・ 熊本県内の中学・高校における遺伝子教育導入のサポート
○勉強会
・教室セミナー(研究発表)
・実験グループミーティング(進捗状況の報告)
・ジャーナルクラブ
○主な参加学会
日本分子生物学会/日本発生生物学会/日本実験動物学会/日本遺伝学会/モロシヌス研究会
☆☆☆研究室風景☆☆☆
熊本大学 生命資源研究・支援センター ゲノム機能分野住所 〒860-0811 熊本市中央区本荘2-2-1TEL 096-373-6501(事務室) FAX 096-373-6502E-mail GTC(アットマーク)kumamoto-u.ac.jp |
更新[2017.11.5]